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【コラム】良いサロンを見極める指針のひとつ

2017.02.24

強い力のマッサージは好きですか?

強い力のマッサージを好む方は女性でも多くいます。しかし、疲労を助長しているという事を知る人は少ないです。その時はやって貰ってる感があって、キモチイイと感じる人が多いです。でもその気持ちよさはその場限りのものです。
強い力のマッサージは体(筋肉)に大きな負担をかけます。負担がかかった筋肉は、解れるどころかまた張って硬くなって…結果的にマッサージを受ける前以上に疲れてしまいます。またカチカチになってしまったからまた強くやってもらって、また硬くなっちゃって…その内、どんなに強くマッサージをしても感じなくなってしまう。

もうコリや疲れのエンドレスです。エンドレスコリ。X JAPANかってね!

結構います。感じなくなってしまっている人。珍しくはありません。「なんだこの凝り方は…?」と思って聞いてみるとほぼ100%強い力でのマッサージが好きで、ずっとそれを受けて来ていた人です。純粋な凝りは張りとは違う硬さなのですぐにわかります。お医者様も「強い力のマッサージは長い目で見ても何の解決にもならない。緩和したいなら優しい力でゆっくり何度も刺激を与えるのがいい」と仰っています。


まあ、お店側にとってはいいお客様ですけどね。だってまた来てくれますから(笑)


アロマセラピートリートメントは弱い力

アロマセラピーの考え方は「自律神経」という「頑張ろうとする神経」と「休もうとする神経」のバランスを整えるというものです。血管や神経はざっくりいうと下記の図のように位置しているので、アロマセラピーのトリートメント(マッサージ)は強い力でごりごりしなくてもアプローチできます。優しい力で撫でるように行う方法でのトリートメント(マッサージ)で充分なのです。




なのでアロマオイルを使って強い力でマッサージを行っていたらそれは「アロマセラピートリートメント」というよりは「アロマセラピー的アプローチを用いたオイルマッサージ」という方が正しいかもしれませんね。
ちなみに、筋肉に栄養素や酸素を運んでいるのは血液なので、血液の巡りをよくすれば副産物として筋肉の疲れを和らげることもできます。無理に筋肉をゴリゴリしようとしない優しい力でも、間接的にケアできるんですね。


マタニティマッサージは弱い力がいいのは何故?

「なにかあったら大変」「触ってはいけないツボがある」など妊婦さんへのボディケアには色々ありますが、上記した「そもそもアロマセラピートリートメントは力を入れるものではない」という理由の他に、妊娠中は普段より内出血しやすくなっている可能性があるというものがあります。
妊娠すると体の水分量が通常より20~30%増えます。血液量も増えます。でも別に血管の壁が頑丈になる訳でも、容量が増える訳でも、長さが伸びる訳でもないので、結果として血管の壁が通常時より薄くなるという見解があるそうです。 水風船を想像してください。中の水が増えたら風船は薄くなりますよね。薄くなれば割れやすくなります。血管壁が薄くなっている所に強い力でマッサージをすればその負荷で毛細血管が破れ内出血しやすいという考え方です。

ちなみに、お母さんの血液はお腹の赤ちゃんにも巡っています。自分で呼吸や栄養補給ができない赤ちゃんは、お母さんの血液からそれらを吸収するので優しい力のトリートメントで血流を良くすることは赤ちゃんへの血の巡りをよくする事にもつながります。

はなみらんは強い力へのリクエストには応えていません

はなみらんは「その場限り」の姿勢で妊婦さんや産後のお母さんと向き合ってはいません。出産、産後まで長い目でみたサポートをしたいと考えているので「もっと強く!」というリクエストには応えていません。私も雇われセラピストだった頃は、強い力をリクエストされれば体に良くないとわかっていてもそれに応えていました。でも自分でサロンをやっている今はお断りしています。

その妊婦さんに嫌われても、二度とはなみらんに来てくれなくても、数あるサロンの中からはなみらんを選んでくださった大切なお客様の体に良くない事はしたくないのです。

しかも妊娠中の大切な時期に!産後のデリケートな時に!!
これはもう「キレイ事」とか「建前」とかじゃなく、本音中の本音で思ってます。実際に強い力をリクエストされてお断りし、ご気分を害された妊婦さんもいらっしゃいました。はなみらんは殆どの妊婦さんが出産予定日までリピートしてくださるのですが、強いマッサージをお断りしたためにその後来られなくなった方もいらっしゃいます。それでも体に余計な負担をかける様なことは私はしたくないのです。



強い力のリクエストに応えてくれるか否かはサロン選びの指針にもなると思いますので、ぜひ頭の隅っこに入れておいてください。いいサロンは過度な力は入れません。ある程度リクエストに応えてくれても「これ以上はあなたの体によくない」と言ってくれるサロンこそが、あなたの体の事を本当に考えてくれているサロンであり、セラピストです。

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